【坐骨神経痛と梨状筋の関係】そのお尻の痛み、原因は“姿勢”かもしれません
2026年02月17日
「お尻から太ももの裏にかけてビリビリする…」
「長時間座っていると足がしびれてくる…」
皆さんの中にも、このような症状でお悩みの方は多いのではないでしょうか。
その症状、坐骨神経痛かもしれません。そして実は、その原因のひとつとして注目されているのが「梨状筋(りじょうきん)」と「姿勢」です。
今回は、坐骨神経痛と梨状筋の関係、そして症状・原因・姿勢との深い関わりについて、わかりやすく解説していきます。
坐骨神経痛とは?まずは基本を理解しましょう
坐骨神経痛とは、病名ではなく
「症状の総称」
です。
坐骨神経(腰から足先まで伸びる人体で最も太い神経)が何らかの原因で刺激・圧迫されることで、痛みやしびれが出る状態を指します。
主な症状としては、
- お尻の痛み
- 太もも裏のしびれ
- ふくらはぎの違和感
- 足先のピリピリ感
- 長時間座ると悪化する
といったものがあります。
「ヘルニアじゃないと坐骨神経痛にならない」と思われがちですが、実はそうではありません。
その原因の一つが、今回テーマの
梨状筋症候群
です。
梨状筋とは?どんな役割があるのか

梨状筋とは、お尻の深い部分にあるインナーマッスル(深層筋)の一つです。
骨盤の内側から太ももの骨に向かってついており、股関節を外にひねる働きをしています。
実はこの梨状筋のすぐ下を、坐骨神経が通っています。
つまり――
梨状筋が硬くなると、坐骨神経を圧迫する可能性があるのです。
これがいわゆる「梨状筋症候群」です。
坐骨神経痛の症状と梨状筋の関係
では、梨状筋が原因の場合、どのような症状が出やすいのでしょうか。
◆ お尻の奥がズーンと痛む
ヘルニアの場合は腰の痛みを伴うことが多いですが、梨状筋が原因の場合は「お尻の奥」に強い痛みが出るケースが多いです。
特に、
- 長時間のデスクワーク
- 車の運転
- 足を組むクセがある
こういった方は要注意です。
◆ 座っていると悪化しやすい
梨状筋は座っている姿勢で圧迫されやすい筋肉です。
そのため、「立っていると楽だけど、座ると痛い」という方は、梨状筋由来の坐骨神経痛の可能性があります。
なぜ梨状筋が硬くなるのか?原因は“姿勢”です
ここが非常に重要です。
梨状筋が硬くなる大きな原因は、日常の姿勢のクセにあります。
◆ 猫背・骨盤後傾姿勢
デスクワークやスマホの見過ぎで、背中が丸まり骨盤が後ろに倒れていませんか?
この姿勢では、
- お尻の筋肉が常に引き伸ばされる
- 骨盤周囲の筋バランスが崩れる
- 梨状筋に負担がかかる
という状態になります。
◆ 片足重心・足を組むクセ
無意識に片足に体重を乗せていませんか?
左右のバランスが崩れると、片側の梨状筋だけが過緊張を起こし、神経を刺激することがあります。
つまり、姿勢の乱れが慢性的な梨状筋の緊張を生み、それが坐骨神経痛につながるのです。
「ストレッチすれば治りますか?」という疑問
よく聞かれる質問です。
確かに梨状筋のストレッチは有効ですが、
姿勢が改善されなければ、また元に戻ります。
例えるなら、
水漏れしている蛇口を閉めずに、床だけ拭いている状態
根本原因は「姿勢」にあることが非常に多いのです。
今日からできる姿勢改善のポイント
では、どうすれば良いのでしょうか?
① 座るときは骨盤を立てる
- 坐骨(座ったときに当たる骨)で座る
- 背もたれに寄りかかりすぎない
- 30分に1回は立ち上がる

これだけでも負担はかなり軽減します。
② 足を組むクセをやめる
足を組む=骨盤をねじることになります。
できるだけ両足を揃えて座りましょう。

③ お尻の筋肉を適度に動かす
ウォーキングは非常に有効です。
1日20分程度でも構いません。
筋肉は「使いすぎ」でも「使わなすぎ」でも硬くなります。
適度に動かすことが大切です。

まとめ|坐骨神経痛は“姿勢”から見直しましょう
坐骨神経痛の原因は一つではありません。
しかし、
- お尻が痛い
- 座ると悪化する
- 腰よりもお尻がつらい
こういった特徴がある場合は、梨状筋と姿勢が大きく関係している可能性があります。
症状だけに目を向けるのではなく、
「なぜ梨状筋が硬くなったのか?」という原因に目を向けましょう。
姿勢を見直すことが、再発予防への第一歩です。
お悩みの方は、ぜひ一度ご自身の座り方や立ち方をチェックしてみてください。
詳しくは『坐骨神経痛』の症状ページをクリック



