

こんにちは、「おかだ鍼灸整骨院」です。
前回の「側弯症とはどんな病気ですか?①」の続きです。
①機能性側弯症 外的要因による変形。要因を取り除くことにより改善できる側弯症
習慣性の不良姿勢によるもの
腰椎椎間板ヘルニアなどの痛みによるもの(椎間板ヘルニアの治療の改善)骨盤の傾斜によるもの(脚長差、股関節の病気など。靴の高さを調整することで軽減)
構築、性側弯症 真の病気として、脊椎自体に異常があり、姿勢を変えても矯正できない側弯症。このうち、8~9割は、現在でも原因が不明な特発性側弯症です。
先天性側弯症・脳性小児まひによる側弯症・神経疾患の合併症による側弯症・外傷性側弯症・その他の要因による側弯症・脊椎側弯症 乳児期側弯症 学童期側弯症 思春期側弯症
よく、民間の整体などで、脊椎の矯正ができる等の広告を見かけますが、実際は如何なものでしょうか?
現時点で手術以外に、側弯症治療に有効であると科学的に証明されている治療は「装具療法」以外にはありません。
側弯症を疑ったら、まずは専門機関の受診をおすすめします。
脊椎側弯症は自然治癒しますか?
構築性側弯症であれば、加療により改善する可能性はありますが、自然治癒する可能性は極めて低いと考えられています。
機能性側弯症であるならば、自然治癒する可能性は高いと考えられます。しかし、構築性側弯症でも、一部の乳幼児側弯症、学童期側弯症の場合、経過観察をしているうちにカーブが小さくなっていくことがあります。
ただ、いまのところそれを予知する方法はありません。医療機関における定期的なレントゲンによる経過観察が必要です。