

こんにちは、「おかだ鍼灸整骨院」です。
重い頭を支える首は、人間の急所でもある
それにしてもなぜ、首のコリが自律神経の働きを狂わせ、うつ症状までひきおこしてしまうのか。そのメカニズムについて答えていく。
「人間の脊柱には頚椎、胸椎、腰椎があります。胸椎は胸郭との連結によって支えられていますが、頚椎と腰椎は細く不安定なものなんです、ですから首と腰はトラブルを抱えやすい。さらに、腰に筋肉は大きく安定性があるのに比べ、首の筋肉はどれも細くてきゃしゃで問題が起きやすいのです。」
首の筋肉は、ひとつひとつが細くて弱い。おまけに大きく伸びたり縮んだりといった伸縮性に難もある。人間の頭部は約6kgほどあり、これは大きなスイカの重さにも匹敵する。これほど重い頭部を細い首が支えているわけだから、当然、知らずのうちに負担がかかっているのだ。
しかも現代人はデスクワークやパソコン、スマホなどの画面を見入る行為など、長時間、うつむき姿勢をとる生活が日常的になってしまった。そのため、首周辺の筋肉が疲労して硬くなりやすく、血流が悪くなり、筋肉そのものが変性していってしまう。血流が悪くなることで、水と二酸化炭素に分解されるはずのブドウ糖が酸素不足のため、乳酸になる。そのことで筋肉の中は酸性になり、コリが生じるわけだ。
「首の筋肉が変性して硬くなると、最終的にはとても、筋肉とは思えないほど変化して骨か石か鉄のように硬くなり驚くほどです。」