

こんにちは、「おかだ鍼灸整骨院」です。
「肩こり」は大人ならほとんどの人が経験したことのある症状ではないでしょうか。病気やけがなどで何か症状があるかないか、症状がある場合どういう自覚症状があるかを調べたところ、「肩こり」は男性では腰痛に次いで2番目に多く、女性では最も多い症状でした。国民的な症状といえるこの「肩こり」ですが、どのようなメカニズムで肩こりの症状が発生し、またその原因は何なのかについてご紹介します。
肩こりとは?
「肩こり」とは病名ではなく症状です。また明確な定義があるわけではなく、人それぞれが独自に自分に起こっている症状を表現してます。「こり」「張り」「重だるさ」「こわばり」「つっぱり感」「痛い感じ」「違和感」などで表現されることが多いです。欧米では日本で言う「肩こり」と一致する症状名はありません。「肩こり」という表現や概念自体なく、日本独自の症状名です。
先述したように、肩こりの訴えは一定ではなく人によって様々で、他覚的な初見も乏しく医学的な診断を重んじる西洋医学では病気として捉えられない事が多いためです。欧米人は「肩が凝らない」わけではないのです。
肩こりが起こるメカニズム
肩こりに一番関係する筋肉は、首の後ろから肩 背中にかけての筋肉で「僧帽筋」と呼ばれている筋肉です。その他、もっと深い位置に「肩甲挙筋」や「頭・頚板状筋」などがあり、これらの筋肉が重さ5~6キロの頭を支えています。重たい頭を支え、腕を動かしたりする際にも筋肉を使いますので、常に筋肉は緊張しています。筋肉は緊張し疲れて硬くなります。硬くなると筋肉内に通っている血管を圧迫して血液の循環が悪くなり筋肉に十分な栄養がいきわたらず筋肉疲労がたまります。筋肉疲労がたまることでますます筋肉が硬くなり肩こりを起こします。また、筋肉が硬くなり末梢神経を傷害しシビレや痛みも起こります。