

こんにちは、「おかだ鍼灸整骨院」です。
風邪のツボ②の続きです。
風邪による寒気
ツボ名 大椎
場所 首を前に倒した時に、襟首の所に飛び出る骨のすぐ下です。
手技 風門、大椎の周囲の皮膚をヘアードライヤーや使い捨てカイロなどで温めます。風邪による咳と痰が絡む。
ツボ名 天突
場所 首の付け根で鎖骨と鎖骨の間。
手技 まず、背中の周囲の皮膚をヘヤードライヤーや使い捨てカイロなどで温めて、天突のツボを人差し指で軽く押します。のどにまっすぐに押すと苦しいので、鎖骨の裏側をおすつもりで行われます。風邪によるくしゃみ、鼻水
ツボ名 迎香
場所 小鼻の横にあります、鼻孔のすぐ外側です。
手技 中指の腹でツボをあてゆっくりと押しながら小さな〇を描くように15回くらいやってみてください。
風邪による頭痛
ツボ名 太陽
場所 こめかみから目じりに中指をすべらせ、少しくぼんでいるところにあります。
手技 親指でツボを当たってゆっくりとていねいに10秒ずつ10回くらい強めに指圧します。
風邪による倦怠感
ツボ名 魚際
場所 親指の付け根の母子球のほぼ中央にあります。上へ指三本分のところです。
手技 反対側の親指の先を当てゆっくり押してもんで、痛いと感じるくらいの強さが必要です。20回~25回繰り返します。
鍼灸で風邪を引きやすい体質を改善
東洋医学では風邪の症状として大きく二つに分けています。
①寒性タイプの風邪と②熱性タイプの風邪です。
①熱はほとんどなく、汗も出ない、鼻がつまったり鼻水が多い。のどは痛がゆい感じ、手足の関節が痛むまたはだるい、油濃いものは食べられない、舌の表面には薄白い苔がみえる。
このタイプの風邪は身体を暖めて、お灸を中心に治療します。
②汗が良く出ます。熱があって、喉が痛み、頭が重いまたは頭痛があります。舌先は赤いが舌の苔は黄色っぽい、このタイプは鍼を中心に軽い刺激を与えて治療します。
鍼灸で風邪を引きやすい体質改善を、大勢の風邪の予防や風邪を引きにくいため鍼灸治療に通ったりしています。鍼灸治療で良い効果がでています。昔から「風邪は万病のもと」といわれますが、風邪により自己免疫力が衰え、それが引き金となり、他の病気を併発したり持病が悪化するため、そのように言われるようになりました。風邪を引きやすい人と引きにくい人がいますが、これはいわゆる体質です。風邪に強い体になるためには、体質を改善して、自己免疫力を高めることが重要です。症状に応じた治療と、風邪による合併症の予防及び根本治療として、からだ全体のバランスを整え、自己免疫力・自己治癒力を高める鍼灸治療は、最適な治療法だといえるでしょう。鍼灸治療は血行を促進し発熱・発汗させるので大変有効です。鍼灸治療をお受けになったことのない方は、また風邪を引く前に、ぜひ一度お受けになってみて下さい。