

こんにちは、「おかだ鍼灸整骨院」です。
下肢痛などの神経症状を伴わない腰痛のうち、特に原因となる器質的病変が認めないのです。一般的に「ぎっくり腰」と呼ばれる急性腰痛症と、痛みは軽いものの強くなったり楽になったりを繰り返す「慢性腰痛症」があります。
原因は何か
急性腰痛症は不意の動作、特にひねり動作で急に起きることが多く、慢性的な腰痛症は日常生活での不良姿勢による腰の筋肉の疲労などが原因です。腰椎周囲の筋力が弱く、適切な姿勢が保持できなかったり、腰椎周囲の筋肉に過度の負担がかかることが、腰痛のなります。
検査と診断
問診と診察所見を中心に、X線検査などの画像診断による除外診断になります。他に特定すべき疾患がない事を確認し、内臓疾患を含むほかの重大な病気を見逃さないようにして腰痛症という診断がなされます。
治療の方法
急性腰痛症は、安静や投薬により通常数日で軽快します。
慢性的な腰痛に対しては、主に、日常生活動作の改善、腰痛体操などの治療が行われます。非ステロイド性消炎鎮痛剤や筋弛緩薬が適宜使用されることもありますが、多くの場合、日常生活動作に注意するだけで腰痛はかなり改善します。腰痛の再発防止のためにも腰痛体操は大切です。
①日常生活の注意点
重いものを持ち上げる際は、出来るだけ体に引き付けて持ち上げます。お腹から対象までの距離を短くすることで、腰背部の筋肉のかかる負担が小さくなります。
椅子に座る場合は、腰椎の前弯(ぜんわん)を減少させるために、膝の高さが臀部(でんぶ)の高さよりやや高くなるようにするか、腕を組んで座るようにします。
立ち仕事の場合は、腰椎の前弯防止と筋肉の疲労を軽減させるために、足台を使うようにします。骨盤を水平に保つことで腰椎の前弯を減少させ、腰部の筋肉の疲労を減らすことが出来ます。
いずれにせよ、同じ姿勢を長時間とり続けないようにすることが大切です。