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鍼の効く坐骨神経痛と、鍼の効かない坐骨神経痛⑥
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こんにちは、「おかだ鍼灸整骨院」です。zakotsu-pic2

鍼の効く坐骨神経痛と、鍼の効かない坐骨神経痛⑤の続きです。

鍼の効く坐骨神経痛

では最後に鍼が効果的、あるいは鍼がメインな治療法である坐骨神経痛についてです。主に2種類があり大腰筋が痙攣して坐骨神経を圧迫しているものと、お尻の梨状筋などが痙攣して坐骨神経を圧迫しているものです。日本では梨状筋症候群とか呼びますが、鍼灸の世界は中国が中心なので、ここでは中国式に根性、幹性の坐骨神経痛と呼ぶことにします。その意味は、根性とは神経が背骨を出た根元、幹性とは坐骨神経が集まって神経幹となった部分という意味です。この二つに分けて治療するのです。

この坐骨神経は、前にも述べたよう腰椎4.5、仙椎1,2から神経が出ます。そして骨盤の内側を通って、骨盤の孔からの裏側に出てきます。その間に坐骨神経は、いくつかの筋肉を通りますが、その代表的な筋肉が大腰筋と梨状筋などです。これらは筋肉だからレントゲンに映らず、痙攣しているだけなので、どうして坐骨神経痛が起きているか判らない原因不明の坐骨神経痛です。これら筋肉の中を通過するため、こうして筋肉が痙攣して硬くなると、筋肉内の血管や神経は圧迫されて、血流が悪くなったり痛みが出たりするのです。こうした症状には、大腰筋や梨状筋などへ刺鍼して痙攣を緩めます。

中国では、液体に漬けた腕の液体体積を刺鍼の前後で測り、液体体積の増減によって腕の体積を測ったり、指先の爪の血管を調べて血液循環を調べたり、サーモグラフなどを使って、刺鍼したあとでは血流が増加することを証明しましたが、これは筋肉が緩んだために血管を圧迫する抵抗が減り、血管の抵抗が少なくなって血液が多量に流れると考えられています。血管を圧迫する圧力が減少したということは、裏を返せば筋肉内を通過している神経に対する圧迫も減少したということです。こうした圧迫の減少によって神経もある程度移動出来、筋肉の圧迫による痛みがなくなるとともに血流が多くなって筋肉の酸素不足が解消されたり発痛物質が運び出され、回復すると考えられています。

鍼には他にも癒着を剝がすとか脳に対する効果もありますが、坐骨神経痛に対する刺鍼効果の説明は、これだけで十分だと思います。

こうした「筋肉の引きつり」によって起きた痛みは、この引きつりを鍼でほぐせば消えます。そして坐骨神経とは関係ないのですが、腰椎は3番目の助骨突起がとりわけ大きいことも、別の悪さをすることを覚えておいて下さい。

では、こうした鍼の効く坐骨神経痛とは、どのような症状をもった坐骨神経痛なのでしょう。そのヒントは筋肉にあります。

投稿日: 2016年11月02日 (水)